筋トレにクールダウンを取り入れる方は、少なくないと思います。
クールダウンといえばストレッチが思い浮かびますが、ストレッチだけではなく、マッサージやジョギング、ウォーキングなどの軽めの運動も含まれます。
クールダウンの主な目的としては、疲労の回復を促進、関節可動域の改善、筋肉痛の予防などがあると思います。
ただ、本当にこれらのクールダウンは効果があるのでしょうか。
まずストレッチですが、筋肉痛や疲労の軽減効果は低いということが示唆されているようです。
筋肉痛の最も適したアフターケアは実はストレッチではなくマッサージが効果的だということが示されています。
つまり筋トレ後のアフターケアとしてはマッサージがおススメです。またセルフで行うのであればフォームローラーがおススメです。
次にジョギングやウォーキングのようなアクティブなクールダウンに関してです。
アクティブなクールダウンには乳酸を効率よく除去する効果があります。
しかし、近年では疲労は乳酸よりも筋肉が酸性に傾くことが要因であるとされてています。
この筋肉が酸性に傾くことへの効果は実はアクティブなクールダウンには効果がないようです。
つまり、アクティブなクールダウンには乳酸の除去効果はあるものの、その他の効果はあまり期待できないというものが現在の考え方です。
もしかすると、現在筋トレ後に何かしらのクールダウンを取り入れている場合には、やめてもよいかもしれません。行うならフォームローラーでのマッサージがよいでしょう。
しかし、今後もしかするとこの考え方を覆すものが実証されるかもしれませんね。