ケトジェニックダイエットは糖質源となるものを極力摂らずに行うダイエットのことを言います。言い換えると、主なエネルギーの摂取源はタンパク質と脂質ということになります。
脂質はオリーブオイルやMCTオイル、えごまやあまに油といった液体から摂ることもできます。ただ、タンパク質は基本的に肉や魚、卵といった固形物からの摂取となるので、設定した目標カロリー値にもよりますが、結構食べるのに苦労します。(まあ目標カロリー値が多くなると脂質量確保も大変ですが。。)そこで、プロテインからのタンパク質摂取を取り入れるわけですね。
※ケトジェニックの目標カロリーの決め方は過去記事からどうぞ。
『糖質制限ダイエットをわかりやすく解説~ケトジェニックの実践~』
ホエイプロテインが優秀!
プロテインは一番効果が高く、コスパの良いホエイプロテインをチョイスしましょう。
ただ、ケトジェニックなので、極力糖質の入っていないホエイプロテインを選択することが望ましくなってきます。
※炭水化物量があまりにも多いホエイプロテインは、でんぷんから作られるデキストリンという糖質が含まれているか、食物繊維が混ぜてある可能性があります。食物繊維は大丈夫ですが、デキストリンはケトジェニック時にはもちろん、ダイエット期間中全般で基本的にはNGです。(トレーニング中のドリンクにデキストリンを混ぜると、筋分解を守ってくれる役目もありますが。)原材料を見ればわかりますが、初心者の方は無難に炭水化物が少ないものを選びましょう。
話が少し反れましたが、ホエイプロテインは牛乳を原料としています。牛乳には乳糖といわれる糖質が含まれていますので、ホエイプロテインにも少なからず乳糖が含まれてしまうのです。
ただ、ホエイプロテインにも種類があり極力乳糖を除去したものも存在します。それはWPIという種類。
つまりケトジェニック時に選択すべきプロテインの種類はWPIということになります。
ホエイプロテインの種類に関しての記事はこちらを参考に。
おすすめホエイプロテイン商品
いくつか商品をピックアップしましたが、1食分のグラム数や商品の重さと価格を揃えたりしていません。気になる方は、ご自身で計算してみてください。
国内の商品。少々値が張りますが、とにかく良いものが飲みたいという人にはおすすめ。
1食分(20g)
タンパク質:17.4g 脂質:0.2g 糖質:0.5g
価格:6,480円(1kg)
みんな大好きマイプロテインですね。コスパが良く初心者向けかなと。
1食分(25g)
タンパク質:23g 脂質:0.1g 糖質:0.6g
価格:3,490円(1kg)
『Optimum Nutrition, ゴールドスタンダード』
こちらも人気。コスパも良いです。この商品はWPIがメインでWPCも多少混ざっている、つまり乳糖も多少含んでいるようですが、この程度なら問題ないでしょう。
1食分(30g)
タンパク質:24g 脂質:1g 糖質:1g
価格:6,659円(2.27kg)
それでも気になる方は、純粋なWPI版もありますのでそちらをどうぞ。
『Optimum Nutrition, ゴールドスタンダード、100%アイソレート』
その他の商品
『ALLMAX Nutrition, ヘクサアプロ、ウルトラプレミアムプロテイン』
これは、ケトジェニックに有効なMCT(中鎖脂肪酸トリグリセリド)と腸内環境を整えるプレバイオティクス(Fibersol-2、イヌリンFOS)が含まれているプロテインです。WPIだけでなく色々なプロテインが配合されているため、タンパク質含有量の割りには糖質が多いのが難点です。
プロテインとMCTオイルと食物繊維(難消化性デキストリンやイヌリン)を個別に買うのが面倒な方は、この商品が適しているのかなと思います。
1食分(44g)
タンパク質:25g 脂質:4g 糖質:3g
価格:7,547円(2.5kg)
最後に
とはいっても、プロテインは絶対にWPIでないといけないというわけではありません。WPCという種類でも、糖質の含有量はそこまで多くなく、ケトジェニック時でも十分活躍することができます。
より効果的なのはWPIですよ程度に考えておいてください。
ケトジェニックの腸内環境の整え方、食事例については過去の記事をどうぞ