以前の記事で、三角筋中部を刺激する代表的なエクササイズとしてサイドレイズを取り上げました。
サイドレイズは、僧帽筋に負荷が逃げやすく、フォームが安定しないうちは軽めの重量(12~15回程度)で行うと良いと思います。
ただ、三角筋中部は羽状筋であり、羽状筋は高重量に反応しやすいという特性があります、
つまり、サイドレイズは高重量で行うことが筋肥大にとって効果的だということです。
三角筋中部を高重量で行える種目として、アップライトロウがありますが、これは前回の記事でインピンジメント症候群のおそれがあるため、個人的にはあまりオススメできません。
そこで、サイドレイズを高重量で行うコツをお伝えしようと思います。
サイドレイズは動作のスタート時はあまり負荷がかかりません。そのため、ネガティブで下ろしてきたら、ボトムで一気に切り返すようにします。
これは、SSCと呼ばれるもので、すばやく切り返すことでボトムで強い負荷を三角筋中部にかけることができます。
このときは、チーティングを使用し、膝の曲げ伸ばしをうまく使って、トップまで上げるようにしてください。
ネガティブはできるだけコントロールして下ろしていきます。
こうすることで普段よりも高重量のサイドレイズが行えるでしょう。
思い切って高重量で行うことにより、普段と違った刺激を得ることができると思います。
ただ、フォームが崩れ、僧帽筋にばかり効いてしまっても意味がないので、サイドレイズのフォームが安定してから行うようにしてください。