ラットプルダウンなどの背中のトレーニングは、親指を外して握るサムレスグリップで行うと背中に効きやすい!ということは、ある程度トレーニングを行っている方であれば、知っていると思います。
しかし、なぜサムレスグリップだと背中に効きやすくなるのかという理由を知っている方は少ないのではないでしょうか。
ぜひ、今回の記事で理屈を得たうえで、トレーニングをしていただくとさらに深いトレーニングができるのではないかと思います。
サムレスグリップで握ると、実は自然に小指側を深くバーに絡ませることができます。
これがポイントで、サムレスグリップはオーバーグリップと比べ、小指&薬指で引き付ける感覚を掴みやすく、より背中の筋肉を意識しやすいのです。
なぜ、小指側が深く握る、強く握ると背中の筋肉を意識しやすいのでしょうか。
それは、神経の問題が絡んできます。
簡単に言うと、小指と薬指は腕の筋肉を支配する神経との関係が薄く、親指と人差し指、中指は腕の筋肉を支配する神経との関連が強いのです。
こういった関係から、背中のトレーニングで腕をあまり使用しないために、小指側で握る意識でかつサムレスグリップでのトレーニングが有効でしょう。