ダイエットはカロリー計算が全て?

ダイエット食事・栄養

過去の記事でも、ダイエットには摂取カロリーが消費カロリーよりも下回るようにカロリー計算をすることが大切だと話してきました。確かにそれがダイエットにおける基本的かつわかりやすい考え方です。

 

しかし、ダイエットは本当にカロリー計算だけで決まるのでしょうか。実はそうとも限らないんです。カロリー計算だけでダイエットを考えていくと、うまくいく人はいくのですが、全然体重が減らない人も出てきます。もしかすると食べ物の正確なカロリーや自分自身が1日に消費する正確なカロリーの算出が困難であることが原因のひとつかもしれません。ですが、本当はダイエットはカロリー計算以外にも複雑な要素の上で、成り立っているんです。

 

今回はその複雑な要素の一部を皆さんに紹介したいと思います。

 

共生微生物

 

まず共生微生物の存在です。共生微生物とは皆さんご存知でしょうか?例えば牛は牧草を食べてエネルギーを得ていますが、あれは消化管内に共生微生物がいて、その共生微生物がエネルギーを作り出してくれているんです。

 

実は同じことが人間でも起きています。その共生微生物が作り出す1gあたりのエネルギーがなんと8.3kcalもあるそうです。つまり、本来であれば共生微生物が作り出してくれるエネルギーもカロリー計算において考慮に入れなければならないはずですよね。

 

ちなみに人が共生微生物から得るエネルギー量っていうのは、1日当たりのエネルギー摂取量の5%前後、だいたい100~170kcal程度に相当すると推定されているようです。ですが、共生微生物がどのくらいのエネルギーを生成するのかを寸分狂いなく把握することは難しいでしょうから、そうなるとカロリー計算にも少なからずズレが生じてくる可能性はあります。

 

食事回数と高たんぱく食

 

次に食事回数です。みなさんは1日の摂取カロリーが同じであれば、食事回数が多い方がダイエットに有利だと思いますか?少ないほうが有利だと思いますか?

 

実は、食事回数が多い方がダイエットに有利だという結果が出ているんです。ある研究によると、1日の摂取カロリーは同じに設定した上で、1日に3回食事をするグループと、6回食事をするグループでは、明らかに6回食事するグループの方が体重、体脂肪の減少、もちろん筋肉量の維持にも有利だったそうなんです。つまり、ダイエットをより効果的にしたければ食事は細かく細分化しなさいということになりますね。

 

また、基本的には同じ摂取カロリーでも、タンパク質の割合が多い方が、ダイエットに有利だと言われています。例えば、1日の摂取カロリーと食事回数を揃えた状態で、タンパク質の摂取カロリーが15%のグループと、35%のグループを比較した研究では、35%をタンパク質から摂ったグループの方が体重、体脂肪が減少していたようです。

 

ちなみにこの研究での三大栄養素のバランス、つまりPFCバランスは「35:20:45」だそうです。1日に摂取する目標カロリーが1500kcalだとして、この「35:20:45」の割合を当てはめてみると、タンパク質量が約130g、脂質量が約30g、炭水化物量が約170gとなりますね。これは、相当な量のタンパク質を食べて、かつタンパク源や炭水化物源からあぶらぶん、つまり脂質を抑える事が必要な数値です。

 

つまり、ダイエットにおいてはタンパク質の割合を増やし、脂質や炭水化物を減らすことが非常に重要だということです。ここでも、ダイエットは単純にカロリー計算だけでは決まらないということがわかりますね。

 

ただ、際限なくタンパク量を増やせば、その分どんどんダイエットが促進されるのかということはわかりません。この研究ではあくまで摂取カロリーの35%をタンパク質としての結果を示しているので、その辺りの数値を目安にすれば良いと思います。他の三大栄養素も基本的には人体のとって必要なものです。

 

その他にも肝臓のグリコーゲンの貯蔵量や飽和脂肪酸の摂取量なども、肥満と関わりがあると言われいます。これらからもカロリー計算の関係だけでダイエットを考えることはできないということがわかります。

 

最後に

 

最後になりますが、ダイエットにおいては確かにカロリー計算の考え方は基本であることは間違いないです。1日のカロリー計算とPFCバランスを的確に設定して、それをしっかり守ることができればだいたいの場合、ダイエットは成功するでしょう。

 

しかし、ダイエットはそれ以外にも多くの要素が関係してくることは理解しておくと、ダイエットの幅が広がります。例えば体重が停滞した時などにこういった柔軟な考え方は重要になってきます。

 

カロリー計算、PFCバランスもしっかり設定した!それを毎日ちゃんと守っている。しかし痩せないという方は、もしかしたらダイエットにおける別の要素について変化を加えてみる必要があるかもしれません。

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