チェーントレーニングについて

バーベルやダンベルなどフリーウエイトによるエクササイズでは、重力や関節角度の関係で動作の楽な部分とキツい部分とに分かれます。

スクワットで言うと、ボトム(一番しゃがんだところ)ではキツいのに立ち上がる直前では楽になります。

ベンチプレスやショルダープレスのような、プレス系のエクササイズのほとんどがボトムではキツく、トップに近づくにつれて楽になる傾向にあります。

そこで役に立つのがチェーンです。

バーベルに太い鉄のチェーンを装着し、エクササイズするとバーの位置が高くなるにつれて地面についているチェーンが離れていきます。

チェーンが地面から離れるということは、バーの位置が高くなるごとに全体の重量は上がっていくことになります。

つまりトップポジションにおいて強い負荷をかけることができるというわけです。

また、ボトムでの負荷が軽くなるため、関節に問題がある人でもエクササイズを行いやすくなるというメリットもあります。

さらに、チェーンは揺れるため、重りの挙動を安定させるための筋肉も同時に鍛えることができるのです。

あるベンチプレスの研究結果では、バーベルのみで行った群は11.8%の筋力向上に対し、チェーンを併用した群では17.8%の筋力向上が達成できたそうです。

チェーンと同様の効果としてバンドを使用することができますが、バンドはチェーンに比べて重量設定が難しいことや劣化して切れる可能性があります。

ただ、多くのジムではチェーンが置いていなかったり、持ち込みも禁止されているため、手軽にジムに持ち込めるバンドはこの点では優秀ですね。