ビタミンDについて

ビタミンDは脂に溶ける脂溶性ビタミンです。食品で摂取するほか、日光の照射によっても体内でつくられます。

身体での主な作用は、カルシウムの吸収を促進する、また細胞の分化を誘導し、ガンの発生を妨げる可能性があります。

過剰に摂取すると、高カルシウム血症を引き起こしたり、食欲不振や腎臓の障害を起こす可能性があります。

逆に不足すると、カルシウムの吸収が悪くなったり、筋力が低下したりします。

このビタミンDは、一日にどの程度摂取すればよいのでしょうか。

日本人が一日に摂取するべきビタミンDは5.5 μg 。厚生労働省による一日の上限摂取量(副作用の出ない安全な上限量)は50μg(2000IU)となっています。

ただ、太陽の光をほとんど浴びていない人にとっては少なすぎるかもしれません。

太陽の光を全く浴びていない潜水艦の乗務員は、一日に10 μg を摂取しても、適正なビタミンDの血中濃度を維持できていなかったそうです。

ちなみにアメリカではビタミンD摂取推奨量は、一日に15 μgです。また、上限量は一日に100 μg となっています。

ビタミンDが足りないとレプチンというホルモンの働きが阻害されます。レプチンの主な作用としては、満腹中枢を刺激し食欲を抑えたり、脂肪細胞の分解を促進したりします。

また、ビタミンDが不足すると筋肉内に脂肪が入り込んでくることがあり、それが筋肉の機能を低下させてしまうことがあるようです。

さらに、ビタミンDがカルシウムの吸収を高めるだけでなく、速筋繊維の量が増えることにより、骨折の割合が減ったという報告もあるようです。

多く含まれる食品としては、キクラゲやキノコ類、魚類全般に多く含まれます。