従来から、トレーニングは強度や種目にバリエーションをつけて行っていったほうがより筋肥大に効果的だといわれてきました。
その理由としては、筋肉が刺激に慣れないようにして、常に新鮮な刺激を与えるためだと思います。
確かに、非線形ピリオダイゼーションという日ごとのトレーニングで、重量を変えていく方法が筋肥大には効果があると言われています。
ただ、ここ最近ではトレーニングのボリュームが筋肥大にとって重要なのではないかと言われるようになってきました。
トレーニングボリュームとは総負荷量とも言いますが簡単に表すと、重量×回数×セット数です。
ではこのトレーニングボリュームを高めるためには、低レップと高レップでどちらがよいのでしょうか。
実はセット数が同じであれば、高レップのほうがトレーニングボリュームが高くなる傾向があります。
この理由としては、高レップの方が多くのエネルギー発生回路を使用できるからだと考えています。
低レップだとどうしても1セットのトレーニング時間は短くなり、そこまでのエネルギー発生回路を使用しません。
低レップと高レップを実際に行って比較すると、やはり高レップの方が疲労感はありますよね。これはたくさんのエネルギーを使用し、疲労物質がたまることがひとつ考えられます。
たくさんのエネルギーを使用したということは、それだけ筋肉を動かしたということであり、結果トレーニングボリュームが高くなるのではないでしょうか。
まとめると、トレーニングボリュームを高めたいのであれば、高レップ(12~15RM)でのトレーニングがおススメかと思います。ただ、非線形ピリオダイゼーションが筋肥大に効果的なのも事実なので、たまには低レップのトレーニング取り入れてあげるのがよいのではないでしょうか。
これはあくまで個人的な意見なので、参考程度にとどめておいてください。