フィットネスクラブで有酸素運動を行っている方は多いと思いますが、基本的に有酸素運動では、筋肥大の効果を得ることは難しいです。筋肥大をさせたいのであれば、ウエイトトレーニングが最も効率がよいでしょう。
そこで筋肥大を目的とした場合、有酸素運動が必要かどうかについてお伝えしていこうと思います。
この記事では、私の個人的な考えや解釈も多く含まれることになりますので、それを了承していただいたうえで読んでいただければと思います。
基本的に筋肥大を起こすためには、基本的に1日の消費カロリーよりも摂取カロリーが上回らなければなりません。
有酸素運動はカロリーを消費するものなので、まず第一にこの消費カロリーが大きくなり、摂取カロリーがさらに必要だという点で筋肥大には不都合なのではないかと思います。
ある報告では、バスケットボールのスタメンと控えの選手の筋力をシーズン通して比較したところ、スタメン選手のほうが筋力が低下していたようです。
これは、スタメンのほうが試合での有酸素運動により、筋力が低下したのではないかと考えられます。
また、たとえ摂取カロリーが消費カロリーを上回っていたとしても、有酸素運動による筋分解は少なからず起こるそうです。
こういったことから、筋肥大の効果を最大限に引き出したい場合には、有酸素運動を行わなくてもよいと個人的には思います。
しかし、例えば極力脂肪をつけたくない方や有酸素運動が好きな方、有酸素運動によって得られる心理的な効果などを求めている場合には、個人的には筋肥大を目的としていても有酸素運動をトレーニングに取り入れてもよいのではないかと思います。
私も、有酸素運動後の爽快感が好きで、積極的に筋肥大を狙っている時期でも有酸素運動はたまに行ったりしています。
もし、有酸素運動を行うのならば、エネルギーが枯渇している早朝や、トレーニング前のウォーミングアップとして取り入れることがよいでしょう。