人の発達や代謝機能を適切に維持するために必要な栄養素であるビタミン。
もちろん筋肥大にも大きく関わっています。
ビタミンは現在13種類あるといわれ、そのどれもが重要なビタミンであると思いますが、あえて筋肥大に効果的なビタミンを選ぶとしたらということで、水溶性ビタミンの中から3つ選びたいと思います。
ビタミンB1
ビタミンB1は糖質の代謝を助ける役割があります。
トレーニングをしている時には、糖質、つまり筋グリコーゲンをエネルギーとして高強度のトレーニングを行うわけですが、糖質が代謝されないと思うようにエネルギーが作り出せないということになります。
食品から摂取する場合には、豚肉やレバーや豆類から多く摂取できます。お米にもビタミンB1 は含まれているのですが、白米の状態だとほとんど含まれていないため、できれば玄米で摂取したいところです。
ビタミンB2
ビタミンB2は主に脂質の代謝を助けてくるという役割があります。
有酸素運動を行うときに多く使われる筋肉が遅筋繊維ですが、この遅筋繊維の主なエネルギーになってくれるのが脂質になります。
ビタミンB2は脂質以外にも糖質やタンパク質の代謝にも関わってきますので、ぜひ摂取したいビタミンのひとつです。
ビタミンB6
ビタミンB6はタンパク質の代謝をサポートする役割がある
タンパク質は筋肉の材料になる一番重要な栄養素といっても過言ではないですよね。
そのタンパク質を代謝してしてくれるビタミンB6は筋肥大には特に重要です。
食品から摂取する場合には、魚類やレバーやお肉類、バナナから効率よく摂取できます。
いかがでしたでしょうか。もちろんビタミンはバランスよく摂取することが重要ですが、その上で特に重要な上記のビタミンの摂取を意識するとよいと思います。
過剰に摂取することがよくないと思われている方もいると思いますが、水溶性ビタミンは水に溶けるため、余った分は尿として排出されるため、比較的過剰症のリスクがなく摂取できるのではないでしょうか。