皆さんはEPOCという言葉をご存知でしょうか。
EPOCとは運動後過剰酸素消費量のことで、簡単に言うと運動後に安静にしているときでも通常時よりエネルギー消費が高まっている状態のことです。
筋トレや有酸素運動を行った後でも、体は一時的に酸欠状態になっています。そのため酸素をより体に多く取り込むことがカロリーを消費し続けることに繋がります。
EPOCを上手に利用することで、より多くの脂肪を燃焼させることに繋がるでしょう。
トレーニングをすることで、人によっては15分から48時間後まで安静時と比べ消費カロリーが高まると言われています。
有酸素運動と筋トレどちらがEPOCの効果が高いということはなく、大切なことは最大心拍数の70~80%の強度でトレーニングすることがEPOCを高まる要因のようです。
また運動の継続時間もあまり関係がなく、5分と短い時間の運動でも、2時間の運動でも運動後のEPOCの差はそこまでないということです。
つまり、効率よく安静時の消費カロリーを増やしたのであれば、一度に大量のトレーニングをするのではなく、小分けにしてトレーニングしたほうがよいということになります。
EPOCに効果的なトレーニングといえば、HIITが挙げられます。
HIITとは高強度インターバルトレーニングの略で、簡単に言うとハードなトレーニングと休憩を挟みながら行うトレーニングです。
例えば4分間ダッシュし続け、2分間休憩するといったパターンを30分も続けるやり方もあれば、筋トレを20秒やり続け10秒休憩するというパターンを4分間続けるやり方もあります。
ぜひ効率的に脂肪を燃焼させたい場合には、EPOCの特性を活かしてダイエットに取り組んでもらえると良いと思います。