鉄の効果とは【ミネラル】

ミネラルのなかで最もポピュラーなもので、サプリメントとしても良く使われている鉄ですが、実は色々な効果や注意点があります。

赤血球をつくり、酸素を運搬する

赤血球が酸素を運搬するのは良く知られていることですが、その働きは赤血球の中にあるヘモグロビンによるものです。

そしてヘモグロビンはヘムとグロビンから構成されており、このヘムは鉄原子が中心にある構造となっています。

そのため鉄が足りないと血液の運搬能力も減退します。これが貧血の原因になりそれを鉄欠乏性貧血と呼びます。

筋肉に酸素を貯蔵する

クジラは哺乳類ですが、水中に長くもぐることができますよね。これはミオグロビンという酸素を溜め込むことができるタンパク質が筋肉内に大量にあるからなのです。

ミオグロビンも鉄が重要な構成物質となっています。ミオグロビン内の鉄に酸素を結合させることで、酸素を貯蔵することができるのです。

カタラーゼをつくる

体内における活性酸素を除去してくれる酵素のなかに、カタラーゼというものがあります。

鉄はこのカタラーゼをつくるための材料になります。

神経伝達物質をつくる

セロトニンやドーパミン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物資をつくるときにも、鉄は必要になります。

鉄が不足するとイライラしたり鬱やパニック症状を起こしたりすることがあります。

運動性貧血を予防する

ランニングする人がなりやすい運動性貧血というものがあります。

ランニングする人は普通に歩くのに比べ、走ったときには足の裏に強い衝撃が加わります。すると、そのときに足の裏にあった赤血球が壊れてしまうのです。

つまり走る機会が多いほど赤血球は壊れやすくなり、貧血にもなりやすいということです。

走るだけではありません。例えば衝突の多いラグビー選手は運動性貧血になりやすいでしょう。

さらに、運動を行うことで汗として鉄も外部に出て行ってしまうので、より鉄の必要量が増します。

その他にも鉄が不足すると疲れやすかったり、体温が低下したり不眠に悩まされたりなどの症状も出る可能性があります。

食事から十分な鉄を摂取できていない人は、サプリメントからの摂取も考えたほうが良いかもしれませんね。

次回の記事では、具体的な摂取量などについてお伝えしていこうと思います。